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関西では、今日24日(月)の昼ごろまでは各地で晴れ間が広がるでしょう。ただ、夕方以降は北部を中心に雨の降る所があり、明日25日(火)にかけては、あちらこちらで雷雨となりそうです。

上空には季節外れの強い寒気 大気の状態が非常に不安定に

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今日24日(月)の関西は、昼ごろまでは各地で晴れ間があるでしょう。ただ、これから明日25日(火)にかけて、一時的ではあるものの、近畿地方の上空5,500m付近には氷点下27度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。近畿地方では真冬に匹敵する強さの寒気で、この時季としてはかなり珍しいことです。

このため、大気の状態が非常に不安定になり、夕方からは北部を中心に雨や雷雨になるでしょう。今夜から明日にかけては、京阪神周辺でも雷を伴った強い雨が降る恐れがあります。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意をしてください。

雷が近づいたら 家の中でやるべきこと

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雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。

1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。

2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。

雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。

ひょうの被害と対策

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ひょうが降ると、人や車の損傷、窓ガラスが割れる、農作物の落下や裂傷、などの被害をもたらします。ひょうの中には、みかんやソフトボールくらいの大きさになるものもあり、大きければ大きいほど、落下速度が速くなるので、被害が大きくなるおそれがあります。ひょうが降る場合は、次のような方法で、被害を最小限にとどめたいものです。

① ひょうが人へ当たると、ケガをしてしまいます。また、屋外に駐車した車に、ひょうが落ちてくると、傷がついてしまいます。ひょうが降ってきたら、頑丈な屋根のある建物の中へ避難しましょう。
② 家の窓ガラスに、ひょうが当たると、ガラスが割れてしまいますので、雨戸やシャッターがあれば閉めておくのがおすすめです。雨戸やシャッターがなければ、カーテンを引いておくだけでも、割れたガラスが室内に飛び散るのを、少しでも防ぐことができます。
③ 農作物は、事前に網で覆うと、ひょうが直接当たることを防ぐことができます。網は、なるべく目の細かい物を使用してください。また、ひょうが網の上にたまると、その重みで、網が破けることもありますので、網をしっかり取り付けることが大切です。