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今日(22日)の北海道は、南よりの風が暖気を持ち込んだ影響で気温が上がりました。しかし、明日(23日)は次第に寒気が流れ込むため、今日との気温差が大きくなるでしょう。この寒気は明後日(24日)がピークとなり、平地でも雪の舞うところがありそうです。

今日(22日)は9月並みの陽気に

今日(22日)の北海道付近は千島方面に進む低気圧や伴う前線の影響で道北などで雨が降り、宗谷地方の利尻・礼文では昨夜から今日未明にかけて一時大雨警報が発表されるなど雨脚が強まりました。

しかし、日中は低気圧に向かって吹く南風の影響で気温が上がり、日本海側やオホーツク海側を中心に9月中旬から9月下旬並みの陽気となっています。札幌でも日差しの下では暖かさも感じられ、外では上着なしで歩く人も見られました。また、平地でも紅葉を見られる地域が多くなっており、紅葉狩りにも良い日よりとなっています。

明日(23日)は気温が急降下

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前線は今夜までに北海道の南に離れますが、明日(23日)は宗谷海峡付近に発生する別の低気圧がゆっくりと日本海を南下する見込みです。

この影響で明日は太平洋側の一部で日差しがある程度で雲に覆われ、道北や道央、オホーツク海側などで雨が降るでしょう。大気の不安定な状態も続くため、局地的に雷雨となる恐れがあります。急な強い雨など天気の急変に注意して下さい。また、この低気圧は上空に強い寒気を伴っており、明日の夕方以降は気温が急降下するでしょう。山間部や標高の高い峠付近では雪に変わって積もる可能性がありますので、峠越えをされる方は冬タイヤの装備は必須となりそうです。

この寒気は明後日(24日)がピークとなり、山間部はもとより、道北の平地でも雪の舞う可能性があります。

この寒気はいつまで??

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この寒気は25日(火)には東へ抜けると予想されますが、25日の朝までは気温が低く、積雪や路面凍結による交通障害に引き続き注意が必要です。その後は27日(木)まで高気圧に覆われ、気温も平年並みに戻る見込みです。

寒暖を懲り返しながら本格的な冬へ向かうこれからの北海道。短い紅葉の季節を楽しみつつ、冬への備えも進めましょう。