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日本気象協会は、きょう13日(木)、2022年第2回「紅葉見頃予想」を発表しました。朝晩の冷え込みが進み、これから見頃を迎える所では、平年並みとなりそうです。

全国各地の紅葉見頃予想

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紅葉の見頃は、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。9月の気温は全国的に平年より高くなりました。10月上旬は北日本を中心に冷え込みが強まり、中旬から下旬にかけても北日本から西日本は、寒暖の変動が大きいでしょう。11月の気温は、東日本と西日本は平年並みの見込みです。これまで色づきは遅い傾向でしたが、今後朝晩の冷え込みは徐々に強まるため、これから見頃を迎えるところでは、紅葉見頃時期は平年並みとなるでしょう。

※モミジマークのない箇所は「色づき前」または「色あせ始め」を表します。

北日本(北海道・東北)

各地の紅葉の見頃は、これから見頃を迎えるところでは、おおむね平年並みでしょう。10月上旬は冷え込みが強まりました。10月中旬から下旬にかけても寒暖の変化を繰り返し、冷え込みの強まる時期があるでしょう。
各地の紅葉の状況は、北海道上川郡上川町の層雲峡紅葉谷、宮城県・秋田県・岩手県にまたがる栗駒山などですでに見頃を迎えており、青森県の奥入瀬渓流、秋田県の十和田湖では10月後半、宮城県の松島や福島県の滝川渓谷では11月前半に見頃を迎える見込みです。

東日本(関東甲信・北陸・東海)

各地の紅葉の見頃は、平年並みか平年よりやや遅くなるでしょう。10月上旬は冷え込みが強まり、気温は平年並みか低くなりました。この先の気温は、平年並みか高い傾向ですが、寒暖差が大きく、朝晩は冷え込む日が増える見込みです。各地の色づきが進むでしょう。
各地の紅葉の状況は、長野県の上高地や岐阜県の白川郷ではまもなく見頃を迎えるでしょう。東京都の国営昭和記念公園や埼玉県の長瀞は11月前半、東京都の高尾山や福井県の萬徳寺、静岡県の大洞院は11月後半に見頃を迎える見込みです。

西日本(近畿・中国・四国・九州)

各地の紅葉の見頃は、平年並みとなるところが多いでしょう。10月上旬は冷え込んだ時期があり、気温はおおむね平年並みになりました。11月にかけての気温も、平年並みとなる見込みです。内陸部や山沿いでは朝晩は冷え込む日が次第に増え、紅葉の色づきが進みそうです。
各地の紅葉の状況は、岡山県の蒜山高原、広島県の三段峡で10月後半に見頃を迎える見込みです。滋賀県の奥比叡・延暦寺境内、奈良県の奈良公園では11月前半、京都府の嵐山や山口県の毛利氏庭園では11月後半に見頃を迎えるでしょう。