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向こう1か月は気温が平年より高く経過する見込みです。しかし、日照時間は平年並みか少なく、降水量は太平洋側を中心に平年より多くなる見込みです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(10月8日~10月14日)低気圧や寒気の影響がある

ここ数日低温傾向の続いている北海道。今日(6日)は午前9時までに稚内や留萌、札幌、帯広など道内51地点で今季最低気温を記録しました。明日(7日)も寒気の影響が残り、広く晴れ間はありますが日中の最高気温は平年より4度ほど低く今日と同じくらいとなるでしょう。しかし明後日(8日)は次第に寒気が抜け、9日以降は、最高気温、最低気温ともに平年並みか高くなる見込みです。季節の歩みは一旦足踏みとなりそうです。なお、9日は高気圧が張り出して晴れる所が多くなりますが、10日~11日頃は低気圧を含む気圧の谷の影響を受けて、全道的に雨となるでしょう。連休で外出を予定されている方は、9日がおすすめです。12日頃には晴れ間が戻る見込みです。

2週目(10月15日~10月21日)全道的に気温高め

日本海側、オホーツク海側では、数日周期で天気がかわる見込みです。太平洋側も数日周期で天気が変わりやすくなりますが、割合晴れる日が多くなるでしょう。
なお、気温は日本海側、オホーツク海側、太平洋側いずれも平年より高い確率が50%となっています。季節の変わり目のこの時季、平年より高い気温でも寒さが堪える日もありそうです。最新の天気予報を確認し、服装選びに注意して下さい。

3~4週目(10月22日~11月4日)

日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多くなる見込みです。オホーツク海側は数日周期で天気が変わるでしょう。太平洋海側は引き続き晴れ間の出る日が多くなりそうです。気温は平年並みか高くなる見込みです。

気温は平年並みか高い確率がそれぞれ40%となっています。朝晩の冷え込みが強まってくる頃合いで、11月に入ると、札幌の場合、最低気温は5度を下回ることが多くなってきます。着実に冬が近づいてきそうです。

今日も初冠雪を観測

昨日5日には利尻山と旭岳で、今日6日は斜里岳で初冠雪を観測しました。それぞれ、昨年より1~2日早い観測となりました。また、道北を中心に峠でも雪が降り、路肩では白くなった所もありました。日中雪が解けた場合には凍結の恐れがあります。峠越えの際は路面状況の変化に注意が必要です。

初雪は平年より早い?遅い?

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今後1か月は、平年と比べると高い気温が予想されています。平年の初雪は、旭川で10月19日、岩見沢10月30日、札幌や函館、帯広で11月1日、釧路で11月7日となっています。一時的な寒気が入った場合、平年より早い初雪の可能性もありますが、これらの平年の日付よりも初雪は遅くなる可能性がありそうです。