メイン画像
メイン画像

北海道付近を明日4日に前線が通過します。この影響で4日は日中を中心に雨で、局地的に雷を伴って激しく降り、大雨となる恐れがあります。また前線の通過後は上空に強い寒気が入るでしょう。このため標高の高い山や峠付近では雪となる所もある見込みです。今回の雨は季節を一気に進める雨となりそうです。

4日 大気不安定 警報級の大雨となる恐れも

画像A
画像A

4日は北海道付近を活動が活発な前線が通過します。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。この影響で道内の広い範囲で雨となり、道北や道央、道南方面は午前中に、道東方面も午後には雷を伴った激しい雨の降る恐れがあります。強い風を伴い、横なぐりの雨となる所もあるでしょう。

4日正午までの24時間に降る雨の量は、多い所で
日本海側 150ミリ
太平洋側 120ミリ
の見込みで、一時間に40ミリの激しい雨を伴うでしょう。

大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などには十分な注意が必要です。
なお、前線の活動などによっては、警報級の大雨となる恐れがありますので注意警戒が必要です。

5日 上空に11月並みの強い寒気、山岳部や峠では雪も?

前線は4日深夜には次第に北海道の東へ抜け、雨の降り方も弱まります。しかし、前線が東へ抜けた5日は、北海道の上空1500メートル付近にマイナス3度くらいの、11月上旬並みのこの時期としては強い寒気が流れ込みます。

この影響で日中は気温の上昇は鈍く、各地の最高気温は15度前後と10月中旬から下旬並みの寒さとなるでしょう。朝晩は今シーズン初めてストーブを使うという方もいらっしゃるかもしれません。なおその際には、火の取り扱いに十分注意してください。

また、旭岳や道北の利尻山、また標高が1000メートルを超える石北峠や三国峠などでは雪となる可能性があります。峠越えをされる場合は、滑り止めなどの準備はもちろん、道路の状況などの情報に十分留意して下さい。