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きょう2日は、このあと19時過ぎ、日本上空を「きぼう」(国際宇宙ステーション/ISS)が通過します。広い範囲が目視可能エリアに入っていて、さらに晴れる所が多いため、観測が期待できます。

スマホでも撮れる

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国際宇宙ステーション(ISS)とは地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はそのうちの日本実験棟です。ISSはサッカー場くらいの大きさです。

条件次第では肉眼でも見ることができ、スマートフォンで十分に撮影可能です。写真は実際に東京都内で、スマートフォンで撮影したものです。

通過予想時刻の3分くらい前から、出現が予想される方角の空を、なるべく視野を広くして探すことがコツです。
光の点が、飛行機よりも速いスピードで流れていくため、見逃さないように探してみて下さい。

広範囲で観測のチャンス

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本州付近は高気圧に覆われて、今夜も九州から東北にかけて、広い範囲で晴れる見込みです。秋田などでは空の高い位置を通過することもあり、観測条件がとても良くなりそうです。

北海道は雲が広がりやすいですが、雲の隙間から観測のチャンスがあります。19時頃に西側の空の様子を確認してみてください。

冷え込みに注意

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きょうも各地で気温が上がり、九州から関東を中心に日中は季節外れの暑さになりました。ただ、このあとは気温が下がり、日が暮れた後は少しずつ肌寒くなってきます。

通過予定時刻の19時くらいは、九州から関東の平地ではまだ半袖で過ごせますが、東北や北海道は気温が20℃を下回ります。秋田や札幌では、長袖の羽織る物があるとちょうどいいくらいです。

昼間との寒暖の差が大きくなるので、観測の際は服装で上手く調節してください。