東海以西では気温30℃超え　大雨被害の静岡県や愛知県でも真夏日　熱中症に注意

きょう24日(土)は、沖縄や九州から東海の太平洋側を中心に気温が30℃を超えています。台風15号による大雨となった静岡県や愛知県でも、天気が回復して気温が30℃以上の真夏日となっている所もあります。熱中症には十分に注意してください。

静岡県や愛知県では30℃超え

きょう24日(土)は、高気圧に覆われている、沖縄や西日本では晴れて、西日本の太平洋側を中心に気温が上がっています。台風15号による大雨となった東海地方も、天気が回復して西から晴れのエリアが広がってきています。静岡県や愛知県でも、12時30分現在、30度を超えている所があります。

12時30分現在、全国で一番気温が高いのは、沖縄県名護市で32.1℃です。大雨となった、静岡県では、静岡市30.0℃、浜松市天竜区船明で31.8℃を観測しています。愛知県も名古屋市29.8℃、新城市31.0℃とこちらも暑くなっています。

東海地方や長野県では、停電している所がまだ多くあります。被害に遭われた方は、片付けなどの作業もあると思いますが、できるだけ直射日光を避けて、こまめに水分を補給するなどの熱中症対策をするようにしてください。

これからあすの気温は

このあとは東海から西では気温はもう少し上がるでしょう。きょうの予想最高気温は、静岡31℃、名古屋31℃、大阪30℃、東京27℃となっています。

あすも九州から東海は30℃近くまで上がる所が多くなりそうです。静岡は28℃、東京は29℃と暑くなりそうです。きょうよりは湿度が低く、カラッとした暑さとなるでしょう。また、朝は20℃を下回る所が多く、朝と日中の気温の変化も大きくなりそうです。服装で上手に調整するなどして、体調管理に注意してください。

熱中症を引き起こす条件

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。