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関東地方は、台風15号や前線の影響で、夕方にかけても雨雲や雷雲が発達しやすい状態が続く。雨がいったん弱まったり、やんだりしても、気を抜けない状況。道路が冠水するような激しい雨の降る所も。

昨夜から今朝 広範囲に活発な雨雲

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関東では、きのう23日夜からきょう24日の朝にかけて、台風15号の北側にある活発な雨雲が広がりました。
各地で雨が強まり、栃木県那須高原で1時間51.0ミリ(~2時4分)、千葉県銚子市で1時間57.5ミリ(~7時6分)など、滝のような非常に激しい雨の降った所もあります。

夕方にかけてたびたび雨が強まる

午前8時現在は、雨の降り方が少し落ち着いており、やんでいる所もあります。ただ、まだまだ気を抜けない状況です。
台風15号周辺の湿った空気と、本州付近を通過中の前線の影響で、大気の不安定な状態が続くでしょう。
夕方にかけて、雨雲が発達しやすく、急に強い雨が降ってくる可能性があります。沿岸部を中心に雷を伴い激しく降る所もあるでしょう。
激しい雨によって道路や線路が冠水するなど、交通に影響が出る恐れもあります。交通情報を十分に確認のうえ、時間に余裕をもって行動すると良さそうです。
また、これまでの雨により、地盤の緩んでいる所があり、引き続き土砂災害に警戒が必要です。
川や用水路は、今後、さらに水かさが増す危険がありますので、むやみに近づかないでください。

土砂災害の前兆は

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。