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今日(20日)、札幌管区気象台から3か月予報と寒候期予報が発表されました。今シーズンの雪の始まりはどうなるのか、大雪となることはあるのかなど、10月から12月にかけて、その後1月から2月にかけての天気と気温の傾向を詳しく解説します。

10月 秋はゆっくり深まりそう

天気は数日の周期で変わりますが、10月の後半の日本海側では平年と同様に曇りや雨の日が多くなる見込みです。
また、太平洋高気圧の影響もあって、北海道付近は暖かい空気に覆われやすいため、気温は平年より高いでしょう。10月に入ると日ごとに秋が深まり、冬の季節に向かっていく時期ですが、今年の秋は急激に深まるというよりは、ゆっくりと進んでいきそうです。

なお、稚内や旭川の初雪の平年日は10月19日ですが、今年の10月は気温が高め、ということもあって、もしかしたら平年よりも遅い初雪の観測となるかもしれません。

11月 一気に寒くなりそう

日本海側とオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多くなるでしょう。一方、太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。

気温は平年並みの予想ですが、10月までが平年より高めの気温となるため、11月に入ると一気に気温が低くなったように感じられそうです。遅くてもこの頃までには完全に衣替えを終えるとよさそうです。また、車を運転の際は冬タイヤの装備なども必要となってくるでしょう。急に寒くなったように感じるため、気温差で体調を崩さないよう注意してください。

12月 寒気の影響を受けやすくなる?

太平洋側は平年と同様に晴れる日が多いですが、日本海側は曇りや雪の日が多くなる見込みです。寒気の影響を受けやすくなるため、雪の量が多くなるような日が出てくるかもしれません。
昨シーズンとその前のシーズンは、年末年始の頃に寒波が襲来し、札幌でも水道が凍結した被害が多数出るなど、記録的な低温となりました。寒気の影響を受けやすくなるということは、今シーズンも寒波が襲来するという可能性があります。年末年始に寒波がぶつかる場合は、帰省などで長期間家を空けるという方も多いと思いますが、水道が凍結しないように対策が必要です。

1~2月 冬型の気圧配置が強まる日も

北海道でも本格的な厳冬期を迎える頃ですが、この頃は冬の天候を大きく左右する「冬型の気圧配置」が強まる可能性があります。仮に冬型の気圧配置が強まると、日本海側やオホーツク海側では雪の降り方が強まり、大雪となる恐れもあります。毎年、大雪によって公共交通機関に影響が出たりしますが、今シーズンの冬も同じような影響が出る可能性があります。最新の気象情報に注意し、交通状況なども日々チェックするようにしてください。