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台風14号は20日(火)午前9時に温帯低気圧に変わりました。ただ、日本の南の海上では新たな熱帯低気圧が発生する予想です。秋分の日からの3連休に大雨をもたらすおそれがあり、注意が必要です。

新たな「熱帯低気圧」発生へ

日本列島に暴風雨をもたらした台風14号は20日(火)午前9時に日本の東で温帯低気圧に変わりました。この低気圧から延びる前線が東北や関東を通過していますが、このあとは次第に日本の東に離れるでしょう。

ただ、また日本の南で台風のたまごともいえる熱帯低気圧が発生する予想です。この熱帯低気圧が台風になるかはまだはっきりしませんが、23日(金)秋分の日からの3連休に日本列島に影響を与えそうです。台風にならなくても熱帯由来の暖かく湿った空気を運びこむため、注意が必要です。

秋分の日からの3連休 大雨のおそれ

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23日(金)秋分の日から24日(土)は、北日本や東日本付近に前線が延びるでしょう。また、熱帯低気圧が北上し、関東や東海を中心に熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。北海道から中国、四国は雨の降る所が多いでしょう。特に、関東や東海を中心に大雨となるおそれがあります。今後も最新の情報にご注意ください。

25日(日)は晴れ間のでる所はありますが、雲が広がりやすいでしょう。関東は午前中を中心に雨の残る所がありそうです。

シルバーウィーク後半も大雨のおそれがあります。まだ秋雨シーズン、台風シーズンは続きますので、注意が必要です。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。