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きょう18日、奄美地方や九州の一部が台風14号の暴風域に入っています。鹿児島市で最大瞬間風速43.5メートルを観測しました。これまでに経験したことのないような暴風が吹くおそれがあり、最大級の警戒が必要です。

奄美地方と九州の一部が暴風域

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きょう18日11時現在、大型で非常に強い台風14号は、屋久島の南東約40キロを1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。奄美地方と九州の一部が台風の暴風域に入っています。

奄美地方と九州南部では暴風が吹き荒れています。最大瞬間風速は鹿児島県鹿児島市で43.5メートル(9時54分)を観測。また、鹿児島県屋久島町尾之間で43.5メートル(9時9分)、宮崎県串間市で37.0メートル(9時26分)と2009年の統計開始以来1位の値を更新しました。宮崎県美郷町南郷で24.6メートル(8時54分)と2008年の統計開始以来1位となっています。

経験したことのないような暴風のおそれ

台風は、このあとも北よりに進み、九州に上陸するおそれがあります。九州北部も次第に台風の暴風域に入るでしょう。

あす19日にかけて、九州では一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。これまでに経験したことのないような暴風となるおそれがあります。屋内では窓から離れるなど、暴風に最大級の警戒をしてください。

また、暴風に加え、これまでに経験したことのないような高波、高潮となるおそれがあります。最大級の警戒が必要です。記録的な大雨となるおそれもあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも厳重に警戒してください。

台風の暴風 家の中で いるべき所は

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台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。

具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。