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きょう12日(月)正午頃、台風12号が石垣島付近を通過しました。波照間島では24時間の降水量が350ミリを超え、観測史上1位の大雨となっています。危険な暴風も続いています。災害に厳重警戒し、不要不急の外出は控えてください。

台風12号が石垣島付近を通過

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きょう12日(月)正午頃、台風12号が石垣島付近を通過しました。現在、先島諸島の広い範囲が暴風域に入っています。
すでに、波照間島ではきょう12日(月)正午までの24時間に358.0ミリの大雨が降り、1979年の観測開始以来1位の値を更新しました。

台風は、このあともゆっくりとした速度で、石垣島付近を北上する見込みです。先島諸島で動きの遅い状態が続くため、14日(水)頃にかけて、影響が長く続くおそれがあります。

猛烈な風や非常に強い風、海上は猛烈なしけや大しけとなるでしょう。また、非常に激しい雨や局地的に猛烈な雨が降って、大雨となる見込みです。暴風、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高波にも警戒して下さい。

台風の大雨 土砂災害の前触れは

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台風が接近すると、大雨の恐れがありますが、大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。