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石垣島など先島諸島では、11日昼ごろから台風本体の雨雲がかかり始めました。午後は次第に荒れた天気になり、今夜から暴風雨に警戒が必要です。

暴風だけでなく、大雨、高潮にも厳重警戒を

先島諸島は、11日昼ごろから、台風12号本体の雨雲がかかり始めました。このあと、次第に雨や風が強まり、今夜から暴風雨になる見込みです。猛烈な風だけでなく、警報級の大雨になる恐れもあります。

あす12日正午までの24時間雨量は、多いところで、200ミリ、さらにその後、13日正午までの24時間に200から300ミリの見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・氾濫に警戒が必要です。

また、八重山地方は、あす12日の午前中にかけて、警報級の高潮となる見込みで、波が海岸堤防を越えて、浸水する恐れがあります。

高潮時に危険な場所は?

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台風など発達した低気圧が接近すると、高潮が発生しやすくなります。高潮の時に危険な場所には、次の5つです。

①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。

高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないでください。