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今回の台風の大きなポイントは風が急激に強まること。あす朝に九州付近に進むとみられる台風11号は、上空の強い風に流されて加速しながら日本海を北東に進み、7日早朝にかけ北海道の西海上を北上するでしょう。このため北海道付近は6日夜からは急激に風が強まり、特に道南では暴風となる恐れがあります。

明日6日夜から急激に風が強まる恐れ

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日本海を北上する台風11号の影響で、明日6日午後からは南よりの風が急激に強まり、夜には暴風へと変わる恐れがあります。ここで、風速と人への影響について以下にまとめてみました。

平均風速が10メートル以上 風に向かって歩きにくくなる。傘がさせなくなる。
平均風速が15メートル以上 風に向かって歩けなくなる。転倒する人も現れる。
平均風速が20メートル以上 何かにつかまっていないと立っていられない。

風速が20メートルを超えるようになると、飛んでくるものでけがをする危険性がまし、これに突風が加わるとさらに状況は悪化する恐れがあります。

暴風への備えをしっかりと 外出は危険を伴う

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今回の台風の雨雲は主に中心付近から北側に広がっています。このため北海道では台風が近づいても雨はそれほど降らず、逆に日差しが出る時間もありそうです。ただし、晴れてくるからといって外出するのは危険を伴います。

2004年9月の台風18号(通称ポプラ台風)の時も雨はそれほど降らず、晴れ間が広がったため外出する人も少なくありませんでした。これによって飛んできた物にぶつかってけがをする人が大勢いました。

今回特に必要なのは風への対策です。風のピークは明日6日夜から明後日7日早朝になりそうです。庭やベランダの片づけや屋外での用事はできるだけ6日午前中までに済まし、明日午後から明後日にかけては急な用事のない方は、できるだけ外出を控えるようにしましょう。