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猛烈な台風11号は、17時現在、沖縄本島地方に接近しています。このあと台風は猛烈な勢力を保ったまま、沖縄の南に進み、動きが遅くなる見込みです。暴風や高波の影響が長く続く恐れがありますので、警戒してください。

台風の影響が長引く

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猛烈な台風第11号は、17時現在、那覇市の南東約150キロを1時間におよそ20キロの速さで西南西へ進んでいます。その後台風は、猛烈な勢力を保ったまま、1日午後には石垣島の南に進み、2日には沖縄の南まで南下し、ほとんど停滞する予想です。

那覇市では、平均で10メートルを超える風が吹いていて、瞬間的には20メートルを超えています。このあと沖縄本島地方では、あす1日未明にかけて暴風になる見込みです。台風の動きが遅いことから暴風や高波の影響が長く続くことになります。引き続き、警戒してください。

3日以降は、北よりに進路をかえて、再び沖縄本島地方に近づく恐れもあります。最新の台風情報を確認してください。

予想される最大風速(最大瞬間風速)
31日
沖縄本島地方 25メートル(35メートル)
大東島地方  18メートル(30メートル)
先島諸島   15メートル(25メートル)
9月1日
沖縄本島地方 25メートル(35メートル)
大東島地方  18メートル(30メートル)
先島諸島   20メートル(30メートル)
2日
先島諸島   20から24メートル(25から35メートル)

31日に予想される波の高さ
沖縄本島地方 8メートル うねりを伴う
大東島地方  5メートル うねりを伴う
先島諸島   5メートル うねりを伴う
9月1日に予想される波の高さ
沖縄本島地方 8メートル うねりを伴う
大東島地方  5メートル うねりを伴う
先島諸島   7メートル うねりを伴う
9月2日に予想される波の高さ
沖縄本島地方 5メートル うねりを伴う
大東島地方  4メートル うねりを伴う
先島諸島   7メートル うねりを伴う

熱帯低気圧の動きにも注意

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日本の南に熱帯低気圧があります。このあと台風に発達する見込みで、9月1日から2日に沖縄地方に近づく恐れもあります。台風に発達しても2日には熱帯低気圧に変わる予想です。熱帯低気圧で近づいても、油断は禁物です。熱帯由来の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定になり、局地的に大雨や竜巻などの激しい突風をもたらすこともあります。

また、台風11号がさらに遅くなったり、進路が変わるなどの影響を及ぼすこともありますので、この熱帯低気圧の動きにも注意してください。

台風の暴風 家の中で いるべき所は

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台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。

具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。