メイン画像
メイン画像

台風11号の影響は広範囲に及び、沖縄では4日(日)頃まで暴風雨になるおそれも。離れた所でも大雨に警戒を。

前半:9月1日(木)~7日(水) 台風11号 広範囲に影響

画像A
画像A

猛烈な台風11号は、きょう31日(水)午前11時現在、南大東島の西にあって、西南西へ進んでいます。あす9月1日(木)の朝には宮古島の南に進み、そのあとは動きが遅くなるでしょう。3日(土)には北よりに向きを変えて、4日(日)から5日(月)にかけては東シナ海を北上する予想です。沖縄本島地方を中心とした沖縄県や奄美地方では、4日(日)頃にかけて暴風や大雨、海は猛烈なしけや大しけとなるおそれがあり、影響が長引くでしょう。

一方、本州付近には秋雨前線が停滞して、九州から北海道では雨の降る日が多くなりそうです。あす1日(木)にかけては、低気圧が通過する東北や北海道を中心に大雨となるため、土砂災害などに注意、警戒してください。また台風が東シナ海を北上したあと、日本海に進む可能性もあります。進路次第では、4日(日)以降、西日本を中心に大荒れの天気となるでしょう。

また南の海上にある熱帯低気圧が、今夜には台風に発達する予想です。2日(金)には沖縄近海で熱帯低気圧に変わる見込みですが、台風11号の動きが複雑になることが考えられます。最新の情報をご確認ください。

後半:8日(木)~13日(火) 秋晴れ続かず

画像B
画像B

しばらくは日本付近には湿った空気が流れ込みやすく、秋晴れは長く続かないでしょう。10日(土)にかけては、九州から東北を中心に雨が降りそうです。晴れる所でも、にわか雨にご注意ください。最高気温は平年並みより低い日もあり、北海道や東北では25℃前後の日が多いでしょう。関東から九州、沖縄では、9月の半ばになっても30℃以上の真夏日の日があって、日中は蒸し暑く感じられそうです。

9月は台風シーズン。台風11号が過ぎ去った後も、油断できません。今の時期は日本近海の海水温が高いため、台風が勢力を維持、発達しながら接近、上陸する可能性があります。また台風だけでなく、秋雨前線による大雨にも警戒が必要です。