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九州は早くも台風11号の影響がでてきています。きょう30日は台風周辺の暖かい空気が流れ込むため、内陸部を中心に猛暑日が出現するなど、猛烈な暑さになるでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。また、九州の太平洋側の沿岸海上はうねりが入りますので、海のレジャーなどは急な高波にご注意下さい。

台風11号の動き

きょう30日午前9時現在、「非常に強い」台風11号は日本の南海上を時速35キロで西へ進んでいます。
台風は海面水温が30度以上の海域を進むため、さらに発達しながら西よりに進み、あす31日は大東島地方に最接近。その後、9月1日(木)から3日(土)は沖縄の南海上で動きが遅くなり、次第に進路を北へ変えて、4日(日)には非常に強い勢力のまま、先島諸島や沖縄本島地方に近づく見込みです。

そして、来週は台風は北上傾向で、九州など西日本に近づくおそれがあり、警戒が必要です。

30日 台風の影響で猛烈な暑さ

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現在、台風11号は、九州から離れた日本の南海上を西へ進んでいますが、九州はきょう30日から早くも台風の影響を受けるでしょう。

きょう30日、九州は台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、気温・湿度とも高くなり、猛烈な暑さになる見込みです。予想最高気温は、大分県日田市で38度、福岡市や佐賀市で35度など、所々で猛暑日になるでしょう。熱中症の危険が極めて高くなりますので、厳重に警戒して下さい。

また、九州の太平洋側の沿岸海上は、台風からのうねりが入ります。海のレジャーなどは急な高波に注意が必要です。

台風11号と秋雨前線

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台風11号は、強風域の直径が約380キロあり、台風を取り巻く積乱雲がしっかりしています。中心付近の目が鮮明となっており、発達していることを示しています。

また、大陸から日本海には秋雨前線に伴う雲の帯が延びています。秋雨前線はあす31日から次第に南下するため、九州は大気の状態がさらに不安定になってきます。

秋雨前線に向かって台風の湿った空気が流れ込むと、前線が活発化して大雨をもたらすことがあり、今後の雨の降り方に注意が必要です。

しばらく不安定な天気

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9月1日(木)以降も、秋雨前線や台風の湿った空気の影響で、曇りや雨の不安定な天気が続くでしょう。
特に、来週の初めは台風11号の進路によっては大荒れの天気になるおそれがあります。

こまめに最新の気象情報をご確認下さい。