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北陸地方は、31日の午後~9月初めにかけて再び前線南下型の大雨のおそれがあります。8月は既に雨量がかなり多くなっている地域があり、土砂災害などには十分警戒してください。また、短時間の激しい雨による低い土地の浸水や道路の冠水にも十分注意して下さい。

31日夜から前線南下型の大雨に要警戒 その後も5日頃にかけて前線停滞か

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31日は秋雨前線は日本海を次第に南下するでしょう。前線上には低気圧が発生し、次第に北日本方面に進む見込みです。

9月1日には、秋雨前線は北陸付近まで南下するでしょう。前線に向かって台風周辺の強い暖湿気が流れ込み、前線の活動は活発となりそうです。北陸地方では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
このため、広い範囲で雨が断続的に降り、激しい雨や雷雨がありそうです。局地的に雨雲が発達すると予想を大きく上回る雨量となる可能性があります。河川や用水路の増水、低い土地の浸水や道路の冠水、土砂災害には十分注意・警戒して下さい。

その後も、秋雨前線は5日頃にかけて、北陸付近に停滞する見込みです。総雨量が多くなるおそれがあります。気象台や自治体から発表される情報や最新の天気予報に注意して、身の安全を確保して下さい。

台風の動向にも注意

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日本の南の海面水温が高い中、反時計回りの循環が生じて上昇気流が強化されると、台風11号とは別に新たな熱帯低気圧や台風が発生する可能性もあります。これらの台風は、上空の太平洋高気圧の縁に沿って北上することも考えられます。

今後、31日頃から9月初めにかけては、本州付近は上空の太平洋高気圧の縁となる予想で、台風が北よりに進路を変えて本州付近に進み、北陸地方に直接影響を与えることも考えられます。今後の台風情報などにも十分注意して下さい。

非常用品はいつでも持ち出せる場所に 貴重品は家の中の高い安全な場所へ移動 30日までに備えを

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ハザードマップを確認し、「お住まいの周辺にどのようなリスクがあるか?」「浸水が想定される場合は、その水深はどの程度なのか?」等を事前に把握しましょう。避難場所や避難経路を予め複数確保しておくことも大切です。夜間は、周囲の状況確認が難しくなります。気象台や自治体から発表される情報や最新の天気予報に注意して、万一の際は明るい時間帯に早めの避難をするよう心掛けて下さい。

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