メイン画像
メイン画像

この先はいよいよ本格的な台風シーズンとなりそうです。現在発生中の台風11号は、今後西よりに進み、9月のはじめ頃にかけて、沖縄付近に影響をもたらしそうです。その後の台風の動きや、新たな台風の発生にも注意が必要です。

台風11号の今後の動き

画像A
画像A

きのう28日に発生した台風11号は、きょう29日夕方から夜のはじめ頃にかけて小笠原諸島にかなり接近する見込みです。あす30日以降も発達しながら西よりに進み、暴風域を伴いながら、1日頃には沖縄の南に、その後3日頃にかけて沖縄地方へ接近するでしょう。沖縄地方では31日から9月3日にかけて大荒れの天気となり、うねりを伴って大しけとなる見込みです。

台風から離れた場所でも、台風周辺からの暖かく湿った空気が流れ込み、本州付近に延びる秋雨前線の活動が活発になりそうです。31日から9月1日頃は全国的に雨が降り、日本海側を中心に大雨となるおそれもあります。台風周辺の海域や進路にあたる海域は、しけや大しけとなるため厳重な警戒が必要です。

本州付近には5日頃にかけても、秋雨前線が停滞するでしょう。暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況が続くため、曇りや雨の日が続きそうです。

6日~11日の天気

画像B
画像B

6日以降も、東北や関東、東海は晴れる日は少なく、曇りや雨の降る日が多いでしょう。近畿や九州、沖縄は7日以降は晴れる日が多いでしょう。

ただ、本格的な台風シーズンですので、この先も日本の南の海上では新たな台風が発生する可能性や、大雨をもたらすこともありそうです。昨年(2021年)は9月に4個の台風が発生し、そのうち1個の台風が日本に上陸しました。今後も台風が発生し、日本付近への接近や上陸の可能性が十分にあります。今後の台風の発生の情報には十分ご注意ください。

大雨への備え

画像C
画像C

いざ、避難する場合に備えて、あらかじめ避難場所や避難経路を確認しておくことは、とても大切です。その際、ポイントが3つあります。

①市町村が作成しているハザードマップや、地域防災計画を見て「自分の住む地域は、どのような災害のリスクがあるのか」「災害が発生した時の避難場所はどこか」「安全な避難経路はどこか」確認しておきましょう。その際、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所も確認しておくと、避難経路を決める時に役立ちます。また、自宅だけでなく、学校や職場など、よく立ち入る場所はどのような危険があるかも、家族で一緒に確認しておきましょう。

②浸水(冠水)した場合は、避難経路が限られてしまいます。事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。

③夜間は、昼間よりも、周囲の状況を把握しにくくなります。夜間の避難に備えて、建物など目印を決めて、避難経路を覚えておきましょう。

もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。

また、非常用持ち出し袋など、防災用品の準備や確認も改めてしておくと安心です。