メイン画像
メイン画像

来週は秋雨前線の影響を受けやすく、特に東北や北陸は週の中頃に大雨となる恐れがあります。今月は既に雨量がかなり多くなっているエリアなので、土砂災害などにはいっそう警戒が必要です。また、南の海上には熱帯低気圧が発生する可能性があり、今後の動きが気になります。

来週は秋雨前線が停滞 熱帯低気圧の影響も

来週は本州付近に秋雨前線が停滞しやすく、湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になりそうです。特に週の中頃からは全国的に雨で、日本海側を中心に大雨も予想されます。

一方、日本の南の海上は対流活動が活発になり熱帯低気圧が発生する可能性がでてきました。台風に発達するかどうかはまだはっきりしませんが、西よりに進んで、次の土日には沖縄などに影響が出るかもしれません。

秋雨前線が活発化する一つの原因が、熱帯低気圧が運んでくる湿った空気です。九州~東北でも大雨の影響が長引く可能性があります。

東北や北陸で特に雨量が増える

画像B
画像B

北日本や東日本の週間予報を見ると、週明け29日(月)は晴れる所が多いですが、30日(火)以降は広い範囲で雨が降るでしょう。

特に30日(火)~1日(木)頃にかけては前線に近い東北や北陸で、雨が降り続き総雨量が多くなる恐れがあります。今月に入ってから度重なる大雨に見舞われた地域なので、災害が発生しやすくなります。これまで被害が出なかった場所でも影響が出ることがあります。また、これまでに決壊した川などで復旧作業が遅れている所は、再び同じ場所から水があふれるかもしれません。

関東や東海でも31日(水)頃と次の土日は局地的に雨量が増えるでしょう。日差しが少なくなる影響で、関東は暑さが収まり、東京ではあす28日(日)以降は真夏日はほとんどありません。

山陰や九州北部で雨量増 沖縄は熱帯低気圧の影響も

画像C
画像C

西日本や沖縄の週間予報も、来週の中頃からは広い範囲で雨が予想されます。日本海側を中心に雨量が増える所もあり、今後の情報に注意が必要です。

山陰や九州などは早い所は30日(火)頃から雨雲が広がり、31日(水)は近畿~九州の広い範囲で雨。このタイミングで前線が活発になるので、特に山陰や九州北部など日本海側では大雨の恐れがあります。

1日(木)以降も近畿~九州では、前線が停滞するため広い範囲で雨が予想されます。熱帯低気圧の動き次第では前線が活発な状態が続くため、同じような場所で大雨が続く可能性もあります。

沖縄はしばらく晴れますが、次の週末は熱帯低気圧の影響を受けるかもしれません。雨や風が強まる可能性もあるので、早めに備えが方がよさそうです。