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雨雲レーダーを見ますと、26日金曜の関東は、すでに雨雲が発達しています。午後は、不安定エリアが広がり、局地的には「滝のような雨」が降り、大雨になるおそれがあります。道路の冠水や低い土地の浸水などに、十分お気をつけください。

午前中から雨雲発達 千葉県で「強い雨」を観測

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26日金曜の関東は、湿った空気が流れ込んでいる影響で、午前中から、すでに大気の状態が不安定になっています。

雨雲レーダーを見ますと、千葉県を中心に、発達した雨雲が確認できます。千葉県鋸南町では、9時13分までの1時間に29.0ミリの「強い雨」を観測しました。

また、11時現在、千葉県の発達した雨雲は、茨城県にも広がってきました。また、神奈川県でも一部に、雨雲がかかり始めています。

午後は 更に広い範囲で 雨雲発達

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午後は、更に広い範囲で、雨雲や雷雲が発達しやすくなるでしょう。

あちらこちらで「激しい雨」や「非常に激しい雨」が降り、雷が鳴りそうです。「激しい雨」とは、1時間に30ミリ以上50ミリ未満の雨で、バケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになるレベルです。「非常に激しい雨」とは、滝のように雨が降り、傘が全く役に立たないレベルです。

山沿いだけでなく、東京地方でも、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がありそうです。また、雨雲が予想より発達した場合や、停滞した場合には警報級の大雨となる可能性があります。

帰宅時間帯に、局地的な大雨になるおそれもあります。最新の気象情報を確認するとともに、道路の冠水や、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 危険個所は

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まるおそれがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水するおそれがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまうおそれがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。