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気象衛星の雲画像を見ると、日本の南には台風9号、10号のまとまった雲が見られます。この2つの台風はともに、日本からは離れて進む見込みですが、海のレジャーはうねりに注意が必要です。

台風9号・10号 うねりに注意

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台風9号と台風10号、この2つの台風は日本に接近することはない見通しです。

きょう23日(火)正午現在、台風9号は、フィリピンの東を時速15キロで北北西へ進んでいます。あす24日(水)以降は、南シナ海を西北西へ進み、華南へ進む見込みです。

台風10号は、南鳥島近海を時速30キロで北北西へ進んでいます。この先は、やや発達しながら北上を続け、あす24日(水)正午には「強い」台風となり、日本の東の海上を北上する見込みです。26日(金)には千島の東で温帯低気圧に変わるでしょう。

台風9号や台風10号は日本に接近することはなく、直接の影響はない見通しです。ただ、台風が離れていても、海上では台風からのうねりが入り、急に波が高くなる恐れがあります。
あす24日(水)以降は、沖縄付近や関東から北海道の沿岸部を中心にうねりに注意が必要です。海のレジャーは、遊泳禁止の場所など危ない場所には入らないようにしてください。

日本の南海上 台風発生しやすいシーズンへ

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9月にかけては、年間で最も台風の発生数が多いシーズンです。

現在、日本の南海上は、海面水温が平年よりも1℃から2℃くらい高くなっています。また、太平洋高気圧の張り出しが弱く、日本の南の海上には、低気圧や熱帯擾乱が発生しやすい状況です。
日本付近には、秋雨前線も停滞しやすくなってきました。
秋雨前線が停滞している中、日本付近に台風が北上し、湿った空気が流れ込むと大雨をもたらす恐れが高まります。

台風が発生した際には、どんな影響があるのかなど、早めに情報収集をして注意をするようにしてください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。