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8月上旬から中旬は猛暑と大雨、ゲリラ豪雨が隣り合わせで、安定しない日々が続きました。8月下旬もダブル熱帯低気圧に秋雨前線と雨の要素が日本列島を支配。週後半は東日本を中心に強雨の可能性も。

8月上旬・中旬 猛暑と雨(ゲリラ豪雨など)が共存した日本列島

早いもので、今年の8月は下旬を迎えました。今月の東京都心を振り返ると毎週、前半と後半で明暗が分かれました。月曜日と火曜日、水曜日はここまで晴れる日が多く、そのうちの半数以上が最高気温35℃以上の猛暑日でした。一方で、木曜日から日曜日に限ると晴れた日が少なく、雨の日の割合が多くなりました。

視点を全国に移すと、北日本に秋雨前線が停滞し、3日(水)には山形県で、4日(木)には新潟県で大雨特別警報が出され、甚大な災害に見舞われた地域がありました。12日(金)から13日(土)にかけては東日本に台風8号が接近。静岡県に上陸し、関東周辺を縦断。東海地方や関東地方に大雨をもたらしました。

8月下旬 日本近海で台風の卵「熱帯低気圧」2つ 週後半は秋雨前線南下で雨エリア拡大

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この先はどうなるのか?まずはあす22日(月)の予想天気図をご覧ください。日本付近は、大陸にある低気圧や前線に向かって、南から熱く湿った空気が流れ込み、日本海側で特に暑くなります。南の海上に目を向けると台風の卵といわれる熱帯低気圧が2つ存在します。現状、仮に台風にまで発達しても日本に大きな影響はないとみられますが、念のため動向に注意が必要です。

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さらに23日(火)以降の予想天気図をご覧ください。24日(水)から日本列島に秋雨前線が停滞する見込みです。先週までと違う点は、北海道から東北に延びていた前線の位置が関東や東海、近畿周辺にまで延伸するということです。このため、雨の範囲もさらに広がり、長雨になる可能性があります。

主要都市 1週間天気

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各主要都市の週間天気を見ると、24日(水)以降は各地とも傘マークが多く並んでいます。特に東北や関東、東海は、しばらく太陽はお預け、24日(水)から週末にかけて傘の出番が続きます。雨の強まるタイミングは、25日(木)から27日(土)にかけて関東や東海など東日本を中心に予想されています。本格的な台風シーズンといわれる9月を前に、今一度、雨に対する身の回りの点検を行うようにしてください。