関東甲信　午後は激しい雨や雷雨　帰宅時間帯も注意　あすの午前中にかけて大雨の恐れ

きょう17日、関東甲信地方は断続的に雨で、午後は雷を伴って、激しい雨の降る所があるでしょう。帰宅時間帯も注意。あす18日の午前中にかけて大雨の恐れがあります。

大気の状態が非常に不安定に

きょう17日、前線を伴った低気圧が千島近海にあって東北東へ進んでいます。また、低気圧からのびる前線が、東日本にのびています。きょう17日の夜には日本海の前線上に別の低気圧が発生して北東へ進み、低気圧からのびる前線が、あす18日には関東甲信地方を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

激しい雨や雷雨も

関東甲信地方は午前10時現在、所々に雨雲がかかっていますが、まだ雨脚は強まっていません。このあとは断続的に雨が降るでしょう。午後は活発な雨雲がかかり、雷を伴って、バケツをひっくり返したような激しい雨の降る所もありそうです。あす18日も昼頃まで雨や雷雨で、大雨になる所があるでしょう。

あす18日6時までに予想される24時間降水量はいずれも多い所で
関東地方:80ミリ
甲信地方:100ミリ

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。

街中で大雨　危険な箇所は

大雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。