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前線や台風周辺の湿った空気の影響で、東北は今夜も断続的に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。14日(日)は一時的に前線の活動が弱まりますが、15日(月)以降は活発化。さらなる豪雨災害に警戒が必要です。

今夜も活発な雨雲

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きょう13日も北日本には前線が延びています。また、台風8号の北上に伴い、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっています。

今夜も東北地方には山形県から岩手県を中心にライン状の活発な雨雲がかかり、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。東北北部では、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。あす14日明け方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

15日(月)以降、前線の活動がまた活発化

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前線の活動は14日(日)は一時的に弱まりますが、15日(月)以降、新たな前線が日本海から北日本へのびて、前線の活動が活発となるでしょう。

15日(月)から16日(火)頃にかけて、東北には、またも活発な雨雲が次々と流れ込み、今の所、秋田県や岩手県、山形県などを中心に総雨量が多くなる見込みです。2日間で平年の8月ひと月分の雨量の8割以上に達する所もでてくる予想です。東北では8月に入り、度々記録的な大雨に見舞われていますが、来週前半も大雨となる恐れがあり、新たな豪雨災害に厳重な警戒が必要です。

前線の位置によって、活発な雨雲のかかるエリアが変わる可能性があります。最新の気象情報をご確認ください。

大雨が発生したときは

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実際に大雨が発生したら、危険な場所には近づかないようしましょう。

普段、流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。絶対に近づかないでください。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

アンダーパスは雨水が流れ込むため、すぐに冠水します。車が水没して故障し、車内に取り残されると非常に危険なため、無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。