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東海地方では、13日日中には線状降水帯が発生して、大雨災害が発生する危険度が急激に高まる可能性があります。

東海地方 13日日中に「線状降水帯」発生の可能性

名古屋地方気象台は12日16時07分、「令和4年 台風第8号に関する東海地方気象情報」を発表しました。台風第8号は、13日には東日本太平洋側に上陸するおそれがあり、東海地方では、13日日中には、線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 150ミリ
岐阜県 80ミリ
三重県 120ミリ
静岡県 300ミリ

その後、14日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 50から100ミリ
岐阜県 50から100ミリ
三重県 50から100ミリ
静岡県 100から200ミリです。

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯とは

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線状降水帯は、雨雲が次々と発生し、発達しながら、風に乗って、同じような場所に流れ込むことで、大雨をもたらします。線状降水帯による大雨に対して、2つのことに気をつける必要があります。

1つめは、線状降水帯は、数時間にわたって猛烈な雨が降り続くため、集中豪雨を引き起こすことがあるということです。このため、雨が弱まってから避難しようと思っても、避難のタイミングを逃す恐れがあります。「まだ大丈夫」と油断しないで、雨がひどくなる前、できれば外が明るいうちに、安全な所へ避難して下さい。あまりにも雨が強くて、避難場所へ行くのが、かえって危険な場合は、家の中の上の階にとどまるのも、選択肢の一つです。

2つめは、現在では、線状降水帯の発生する時間や場所を正確に予測するのは難しいということです。いつ線状降水帯が発生しても避難できるよう、普段からの準備や心構えが必要です。事前にハザードマップにて、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所を確認しておきましょう。避難場所や避難経路を決める時に役立ちます。