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きょう11日も、東北北部は断続的に雨が強まる。土砂災害に厳重な警戒が必要。東北南部も激しい雨の降る所がありそう。夜は活発な雨雲が北海道へ。関東や北陸、東海以西は大体晴れるが局地的に雷雲が湧く。

東北北部 断続的に雨脚強まる 北海道にも活発な雨雲

東北北部には、9日(火)頃からたびたび活発な雨雲がかかっています。青森県深浦町で、11日午前5時までの48時間雨量が351.5ミリと、8月のひと月分の雨量(平年値:174.9ミリ)の約2倍となるなど、日本海側を中心に大雨となり地盤が緩んでいます。また、青森県を流れる岩木川をはじめ増水している川もあります。
きょう11日(木:山の日)も、前線が津軽海峡付近に停滞し、活動の活発な状態が続くでしょう。
東北北部は断続的に雨で、特に昼頃までは日本海側を中心に滝のような降り方になる所があるでしょう。災害の危険度がさらに高まるおそれがあります。
東北南部も大気の状態が不安定で、急に降る強い雨や雷雨に注意が必要です。道路が冠水するような激しい雨が降る所もありそうです。
また、北海道にも次第に活発な雨雲がかかります。日中は晴れ間が広がるものの、夜は、時間が遅くなるほど雨の所が増えるでしょう。渡島半島をはじめ南西部を中心に雨脚が強まりそうです。
関東甲信や北陸、東海から九州は、きょうも強い日差しが照り付けるでしょう。ただ、山沿いや内陸では局地的に雨雲や雷雲が湧きますので、屋外のレジャーなどは空の様子に気を配ってください。
沖縄も大体晴れますが、にわか雨や雷雨の可能性があります。

予想される雨の量

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あす12日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
東北地方:150ミリ
北海道地方:120ミリ
その後、13日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
東北地方:100から150ミリ
北海道地方:50から100ミリ

東北では、北部の日本海側を中心に大雨が続き、北海道も南西部を中心に雨の量が多くなりそうです。最新の気象情報、自治体からの避難に関する情報などに留意しつつ、早めの安全確保を心がけてください。なお、きょう11日の未明に、上川中川町を中心に地震による大きな揺れのあった北海道北部では、それほど雨の量が多くならなくても、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

その先、前線の活動は14日頃に一時的に弱まる見込みですが、15日頃から再び活発となる予想で、東北ではさらなる大雨に厳重な警戒が必要です。