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フランスでは、先月7月の降水量は、極端に少なくなりました。ヨーロッパ西部に、ブロッキング高気圧が形成されたためで、雨の少ない状態は8月中旬まで続くでしょう。

フランス 先月7月は少雨 降水量は平年の5%未満も

フランスでは、7月は、もともと年間でも降水量が少ない月ですが、先月7月は極端に少なくなりました。
7月の日降水量の合計は、フランスのナントは11.8ミリで、平年ひと月の30%未満、ニースは0.6ミリで、平年ひと月の5%未満でした。

ヨーロッパ西部にブロッキング高気圧

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先月7月は、ヨーロッパ西部にブロッキング高気圧が形成され、晴天が続きました。

8月に入っても、ヨーロッパ西部は、高気圧に覆われています。ヨーロッパ西部では、少なくとも8月中旬まで、高気圧に覆われる予想です。

ブロッキング高気圧の形成 日本の天候は?

ヨーロッパ西部で形成されたブロッキング高気圧による偏西風の蛇行で、先月、東シベリア付近でブロッキング高気圧が形成されました。このため、オホーツク海高気圧が強まり、日本では梅雨の戻りになりました。

8月に入ると、東シベリア付近のブロッキング高気圧は、解消されてきましたが、日付変更線付近にブロッキング高気圧が形成されてきています。

日本では、この先、北日本を中心に気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。日付変更線付近のブロッキング高気圧の影響などで、北日本を中心に気圧の谷の影響を受けやすい状態は、少なくとも8月中旬にかけて続く見込みです。
北日本では、前線が停滞し、降水量が多くなる時期があるでしょう。大雨の恐れもあります。