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まもなくお盆休みに入りますが、気になる天気。今年のお盆の天気の特徴は2つです。「猛暑と急な強い雷雨」と「降り続く大雨」です。

ゲリラ雷雨や大雨に注意

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もうすぐお盆休みに入りますが、天気の特徴は2つに分けられそうです。「猛暑と急な強い雷雨」に注意な地域と「降り続く大雨」に注意な地域です。

沖縄や九州から関東は「猛暑と急な強い雷雨」に注意が必要です。曇りや雨のマークが多くなっていますが、夏の高気圧に覆われるため、雲の間から夏空が覗く日が多いでしょう。ただ、強い日差しと高気圧の縁を回って流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態は不安定になりそうです。午後を中心に雨雲や雷雲が発生して、急な強い雨や雷雨に連日注意が必要です。特に夏山登山を計画されている方は天気の急変には注意してください。

また、猛暑も続きそうです。最高気温が32℃前後の日が続き、東京や大阪では35℃を超える日もあるでしょう。内陸などではさらに高くなる可能性もあります。引き続き、外では直射日光を避けて、こまめに水分を取るようにしましょう。夜の気温も高いですので、夜間の熱中症にも十分に注意してください。

北陸から東北、北海道は、「降り続く大雨」に注意が必要です。お盆の期間中は前線や低気圧が次々と通過する予想になっています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、降り方も強まりそうです。まだ前線や低気圧の通過するコースには幅があるため、変わる可能性はありますが、東北北部から北海道の日本海側は特に注意が必要となるでしょう。先日、記録的な大雨となった東北南部や北陸でも、予想より南側を通ると大雨となる可能性がありますので、最新の情報にご注意ください。

普段感じられない天気を楽しんで

お休みの期間中にお出かけされる方も多いと思います。普段生活している地域とは違う天気を楽しむチャンスでもあります。

同じ気温の数字でも、地域によって、「蒸し暑い」や「カラッとした暑さ」なのか違うでしょう。日差しの強さも違うかもしれません。日が沈んだ後も暑さが続いたり、逆に日が沈むと過ごしやすくなったりと、朝晩でも気温の変化を感じられるでしょう。早い所では、秋の虫たちが活動を始めているかもしれません。山や川、海でも、天気の変化や風の違いを感じられそうです。

大雨の恐れのある地域もありますが、安全に考慮して、普段とは違う天気を楽しんでください。

ゲリラ豪雨に備えて

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・急な天候の変化に注目する

ゲリラ豪雨の発生の前兆として「急に真っ黒な雲が近づいてくる」「雷鳴が聞こえる」「稲光が見える」といった天候の急変が挙げられます。
警報・注意報の発表以外にも、天気予報での「大気の状態が不安定」「天気の急変」などの表現にも注意しましょう。

・風で飛ばされそうなものが無いか確認

ゲリラ豪雨の発生時には、突然の突風が吹くことがあります。風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納したりするようにしましょう。

大雨に備えて

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国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。
ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握しておきましょう。
避難場所(指定緊急避難場所)を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。「浸水や土砂災害の場合の避難場所」をしっかり確認するようにしましょう。
避難場所までの避難経路を知っておきましょう。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるか確認してください。
周辺地域で過去に起きた災害を把握し、起こりやすい災害を知っておきましょう。

側溝や雨どいにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性も高まります。