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7日は立秋です。暦の上では秋ですが、向こう2週間は不快な暑さが続くでしょう。日本の南で、近々、台風が発生する可能性がある雲は、今はみられません。ただ、8月は台風シーズンです。

5日~11日 東北や北海道は曇りや雨の日多い 降水量が多くなる可能性

向こう1週間(5日から11日)は、九州から関東を中心に強い日差しが照り付けることがあるでしょう。天気マークは、曇りや雨が目立ちますが、これは午後を中心とした局地的な雨です。雨雲や雷雲が発生しやすいでしょう。

東北から北海道付近は、曇りや雨の日が多い見込みです。特に9日頃は、雷を伴って雨脚が強まることがあるでしょう。来週後半も、雨が強まるタイミングがある見込みです。降り始めからの降水量が多くなる可能性があります。地盤が緩み、土砂災害などに注意、警戒が必要になることもあるかもしれません。

7日は立秋 例年同様に秋とは名ばかり 夜も不快な暑さ続く

向こう1週間(5日から11日)は、九州から関東を中心に、最高気温は30℃以上の日が続く所が多い見込みです。夜も気温は下がりにくく、最低気温は25℃を下回らない日が続く所が多い予想です。湿度も高めで、不快な暑さでしょう。昼夜を問わず、熱中症の危険が高まります。エアコンを使用するなど、対策をとって下さい。

7日は、二十四節気のひとつ、立秋です。暦の上では、秋になりますが、例年でも8月上旬から中旬は、1年で最も気温が高い時期です。今年も、秋とは名ばかり、残暑は厳しいでしょう。

12日~17日 九州~関東は局地的な雨や雷雨 不快な暑さ続く

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12日から17日この期間、天気の傾向は、今週末から来週中頃(5日から11日)にかけての傾向とあまり変わらないでしょう。
九州から関東では、強い日差しが照り付けることがあり、午後を中心に雨雲や雷雲が発生しやすい見込みです。
東北や北海道付近は、曇りや雨の日が多く、本降りの雨になることもあるでしょう。

九州から関東を中心に、不快な暑さが続く見込みです。

不快な暑さ・雨雲や雷雲が発生しやすい原因

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きょう4日の雲の様子をみると、南シナ海に発達した雲があります。ベンガル湾から東南アジア域の対流活動は活発になっています。
向こう2週間も、ベンガル湾から東南アジア域の対流活動は活発な見込みです。南シナ海の発達した雲は、熱帯低気圧の雲で、今後もこの海域で、熱帯低気圧が発生する可能性があります。

ベンガル湾から東南アジア域で、対流活動が活発であるため、日本の南や南西諸島付近で、太平洋高気圧の西への張り出しが強まります。日本付近では、太平洋高気圧の勢力が強い状態が続くでしょう。
日本付近では、北は気圧が低く、南が気圧が高い南高北低の気圧配置になるため、暖かい空気が流れ込みやすいのです。不快な暑さと、雨雲や雷雲が発生しやすい原因の一つです。

8月は台風シーズン 南の海上の状況 今後の見通し

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きょう4日の雲の様子では、南シナ海に熱帯低気圧の雲があります。一方、日本の南は、目立った雲はありません。太平洋高気圧の勢力が強いためです。

日本の南で、近々、熱帯低気圧が発達したり、台風が発生する可能性がある雲は、今はみられませんが、気になることもあります。
アリアナ諸島近海の上空には、寒気が入っています。これは偏西風の北から落ち込んできた寒気で、夏はこのようなことがよくあります。
今年は、上空で寒気が太平洋熱帯域に入ってきやすいことが特徴です。熱帯の上空の寒気周辺では、熱帯低気圧、場合によっては台風が発生することがあります。
熱帯の上空の寒気が、偏東風に流されて、日本に近づくと局地的な雷雨をもたらすこともあります。

8月は、台風発生数が平年で5.7個と、年間で最も多い月です。これから台風シーズンに入りますので、今後、南の海上の雲の様子に注意が必要です。