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きょう30日の夜遅くに、「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」がピークを迎えます。月明かりが少なく、他の流星群の活動期でもあるため、星空観察には好条件です。真夏の夜の天体ショーを見られるのか、天気や観察する上でのポイントについてまとめました。

今夜遅くにピーク

今夜は「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」のピークを迎えます。ほぼ一晩中観察できますが、放射点が少し高くなる夜遅く(午後9時以降)が好条件です。きのうが新月で、今夜も月明かりに邪魔されることはなく、条件は良いといえそうです。

国立天文台によると、この流星群は、北群と南群に分けられる場合もありますが、現在は南群だけがほぼ観察されており、南群だけを「みずがめ座δ流星群」と呼ぶことも多いそうです。

この時期は3大流星群の一つ、ペルセウス座流星群も出現期間に入っているため、運がよければ多くの流星に出会えるかもしれません。

観察のコツは「暗い」「広い」

流星を観察する上でのポイントがいくつかあります。

まずは、街灯などの明かりが少なく、暗い場所がおすすめです。周囲が明るいと、暗い流星などは見えづらくなっていまいます。

次に、空が広く見渡せる場所を選びましょう。どの流星群でもいえることですが、放射点に限らずどこでも発生する可能性があります。方向を気にすることなく、より広く空を見渡すことで、流星を見られるチャンスが広がります。

今夜の天気は?

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星空観察日和になるのはどこなのか、今夜遅くの天気をまとめました。

北海道や東北は、晴れる所が多く、特に東北は一晩中観察に適した天気となりそうです。

・関東や東海、北陸は、内陸を中心に狭い範囲で雨雲が発生しますが、日付が替わる頃には雨雲が解消してきます。より遅い時間ほどチャンスありです。

・近畿~九州は、湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。特に四国や九州南部は雨が続くので、あいにくの天気となりそうです。

流星群はピーク前後の数日は見られるので、もし今夜は曇りや雨だったとしても、あす以降、晴れた夜に空を見上げてみてください。