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フィリピンの東にある「熱帯低気圧」は、今夜までに「台風5号」に発達する予想です。台風に発達した後、土日は東シナ海へ進むと予想され、動き次第では、週末は西日本や沖縄・奄美で大雨のおそれがあります。台風への備えは早めに行ってください。

「熱帯低気圧」から「台風5号」へ

28日9時の観測によりますと、フィリピンの東に「熱帯低気圧」があり、北北西へ進んでいます。

「熱帯低気圧」とは、熱帯や亜熱帯の海で発生し、暖かい海から、大量の水蒸気をエネルギー源とする低気圧です。一方、この熱帯低気圧が発達して、中心の風速が17.2メートルを超えたものが「台風」となります。

今回の「熱帯低気圧」は、今後12時間以内に「台風」となる見込みです。今年は、4月に2個、6月と7月に1個ずつ、台風が発生していますので、次に発生すれば「台風5号」になります。つまり、今夜までには「台風5号」が発生するでしょう。

今回のポイントは?

なお「台風5号」が発生しても、今のところ「強い」勢力に発達することはない見込みです。

ただ、あまり発達しないといっても、油断はできないというのがポイントです。熱帯育ちの「暖かく湿った空気」を運んでくるため、西日本や沖縄・奄美に、大雨をもたらすおそれがあります。また、風も強まり、波も高くなるでしょう。

大雨、強風、うねりを伴った高波に、注意・警戒するとともに、台風への備えは早めに行ってください。