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東北では暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっています。先ほど岩手県の一関市と奥州市には、警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」が発表されました。土砂災害には厳重な警戒が必要です。

岩手県に「土砂災害警戒情報」

きょう23日は、暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、東北では大気の状態が非常に不安定になっています。特に岩手県内ではあちらこちらで雨雲が急発達して、先ほど一関市と奥州市には警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」が発表されました。

また、久慈市下戸鎖では午前11時50分までの1時間に35.5ミリの激しい雨を観測しました。

東北では今夜にかけても大気の不安定な状態が続く見込みで、今後も同じような場所に雨雲がとどまると、土砂災害の危険性が更に高まる恐れがあります。崩れやすい崖や急な斜面には近づかないようにしてください。

※追加情報:12時30分に久慈市、遠野市、野田村にも土砂災害警戒情報が発表されました。

土砂災害の前兆は?

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。