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北陸地方では、20日(水)明け方まで新潟県を中心に激しい雨や雷雨の所があり、土砂災害に警戒して下さい。その後は、前線は一旦南の海上へ離れますが、22日(金)~23日(土)は、前線を伴った低気圧がやや発達しながら北陸付近を進み、再び大雨となるおそれがあります。

20日(水)明け方まで能登を中心に土砂災害警戒

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きょう19日(火)は、前線が日本海まで北上し、前線上を低気圧が進みました。北陸地方には南から暖かく湿った空気が入り、午前中を中心に雨脚が強まりました。一時間最大雨量は、石川県輪島市の門前で25.5mm、新潟県胎内市の中条で15.0mmなどとなっています。

この時間の北陸地方は、いったん雨は小康状態となっている所が多いですが、このあと、前線上の低気圧が佐渡島の北から東北地方へ進み、前線が北陸地方を南下するでしょう。新潟では下越を中心に20日(水)明け方まで、一時間に30mm以上の激しい雨の降る所があるでしょう。福井・石川・富山でも21時頃まで雷を伴った強い雨や激しい雨の降る所がる見込みです。低い土地の浸水や、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、落雷や突風にも注意してください。

その後は雨は収まりますが、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があります。20日(水)明け方まで土砂災害に警戒して下さい。6月19日の地震で揺れの大きかった石川県珠洲市では土砂災害の危険度が高くなっています。金沢地方気象台では、大雨警報や注意報、土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。石川県珠洲市では今夜遅くまで土砂災害に警戒が必要です。

22日(金)~23日(土)は再び大雨のおそれ

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20日(水)の日中から21日(木)にかけては、前線は一旦本州の南の海上へ離れますが、22日(金)は、前線を伴った低気圧がやや発達しながら日本海を進み、23日(土)にかけて北陸付近を通過するでしょう。前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大雨となるおそれがあります。大雨のエリアや強い雨の降る時間帯は低気圧のコース次第で変わる可能性があるので、最新の情報に注意して下さい。

土砂災害の前兆現象

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土砂災害には前兆現象があります。
・斜面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる
・斜面から物音がする、小石などが落ちてくる、異様なにおいがする
・川や沢の水位が急に減少する、湧き水が止まる
・斜面から濁った水が吹き出す
・地鳴りがする

これらの現象を発見したら、すぐに安全な場所へ避難するとともに、最寄りの市町村や県に連絡し、周辺地域の人へも知らせるようにしましょう。