メイン画像
メイン画像

今夜(19日)にかけて、九州南部や近畿から関東、東北で局地的な激しい雨の恐れ。いつもは流れの遅い河川や用水路でも大雨で増水し、流れが速くなることも。アンダーパスなど低い所を避けて、山の斜面から離れるなど、危険な場所には近づかないようにしてください。

活発な雨雲は東海から関東へ

画像A
画像A

きょう19日(火)は、日本海を前線を伴った低気圧が東北東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
九州から関東、東北にかけて、広い範囲で雨が降っており、九州南部や東海から関東の所々で、道路が川のようになるほど激しい雨が降っています。午後2時40分までの1時間に降った雨の量は、静岡県静岡市鍵穴で43.5ミリ、静岡県浜松市春野で38.5ミリ、千葉県鋸南町(きょなんまち)で31.0ミリなどとなっています。

大雨の時に危険な場所

画像B
画像B

今夜(19日)にかけて、九州から関東、東北では局地的に雷を伴って、道路が川のようになるほどの激しい雨が降るでしょう。短い時間に激しい雨が降ると、あっという間に道路が冠水したり、用水路が増水する恐れがあります。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって増水したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は、道路との境目が分からなくなって、足をとられることがあります。絶対に近づかないようにしてください。

また、アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。

九州から東海では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所が多くなっており、土砂災害の危険度が高くなっています。今夜(19日)にかけても雨が降り続くため、山の斜面やがけの近くは大変危険です。少しでも安全な場所へ避難してください。

浸水に備えて

画像C
画像C

浸水が予想される場所には、「土のう」を用意しましょう。「土のう」は自治体などで配布している所もありますが、入手が難しい場合は、二重にした大きめのゴミ袋に水をためて作った「水のう」でも代用できます。玄関など水の侵入が考えられる場所に、「土のう」や「水のう」を設置して、浸水を防ぎましょう。