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19日3時50分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。福岡県、大分県では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。

福岡県、大分県で「線状降水帯」による非常に激しい雨

19日3時50分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。前線の影響で、福岡県や大分県では雨雲が発達し、「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっています。

九州北部では、19日午前中は線状降水帯が発生して、雨の降る量がさらに増えるでしょう。土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒してください。

なお、福岡県には19日1時20分にも「顕著な大雨に関する情報」が発表されています。

「線状降水帯」とは

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「線状降水帯」とは、積乱雲(発達した雨雲)が、線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される、非常に強い雨のエリアです。

1つ1つの積乱雲は、雨を降らせると、たちまち消滅してしまいますが、「線状降水帯」は、 次々に発生した積乱雲が、数時間にわたって、ほぼ同じ場所を通過・停滞するため、長い時間、非常に強い雨が降り続きます。「線状降水帯」が発生すると、大きな災害の要因となる集中豪雨を引き起こすことがありますので、土砂災害や河川の増水に、特に警戒が必要です。

土砂災害、河川の氾濫に厳重に警戒

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自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。

なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、絶対に、斜面に近づかないでください。