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まるで梅雨末期のような気圧配置となっている九州。これからあす19日(火)にかけては、線状降水帯が発生し、土砂災害などの危険度が急激に高まる恐れがあります。夜、暗くなる前に、身の安全を確保するようにして下さい。

19日(火)午前中にかけて線状降水帯発生の恐れ

朝鮮半島の南岸付近へ北上している活発な前線が、これからあす19日(火)にかけて、ゆっくり九州付近へ南下してくる見込みです。このように「前線が九州付近へ南下してくる」という気圧配置は、災害が頻発する梅雨末期によく見られるもの。前線に向かって流れ込む非常に湿った空気の影響で、前線近傍だけでなく、その南側の広範囲のエリアで、雨雲が急速に発達しやすい状態が続きます。

九州では、あす19日(火)午前中にかけて、線状降水帯が発生する恐れがあります。線状降水帯とは、活発な積乱雲が線状に並んで、狭い範囲に集中豪雨をもたらすもので、2017年の九州北部豪雨など、過去の災害の直接の原因となっています。九州で予想される雨の量は、多い所で、あす19日(火)夕方にかけて250ミリの見込みですが、線状降水帯が発生すれば、局地的にさらに雨量が増え、重大な災害につながる恐れがあります。

あす19日(火)にかけて、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要です。

明るいうちに身の安全を確保!

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九州では、18(月)夜遅くから19日(火)午前中にかけてが雨のピークとなる見込みです。夜の暗い時間帯に、土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水などの危険度が急激に高まる恐れがあるため、少しでも明るいうちに行動することが大切です。

自治体から避難に関する情報が出ていなくても、土砂災害や洪水、浸水などの危険が高い地域にお住まいの方は、暗くなる前に身の安全を確保するようにして下さい。特に、高齢の方や小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は、避難に時間がかかるため、早め早めの行動を心掛けましょう。