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きょう17日(日)も、東北では断続的に雨が降り、雷を伴って非常に激しい雨の降る所も。これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険度が高い所が多くなっています。こんや遅くにかけて、さらに雨量が増えるため、厳重な警戒が必要です。

こんや遅くにかけて、断続的に激しい雨

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きょう17日(日)、前線が東シナ海から本州付近を通って、三陸沖にのびています。また、日本海には低気圧があって東北東へ進んでいます。低気圧に向かって流れ込む暖かく湿った空気や、上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっています。

東北では、朝から所々で雨が降っていますが、午後は広い範囲で雨や雷雨があるでしょう。局地的に、雷を伴い道路が川のようになるほど激しい雨が降りそうです。いったん雨がやんだり、降り方が弱くなっている所でも、決して油断はできません。河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。

土砂災害に厳重警戒を

ここ数日の雨で、東北では大雨となっている所が多くなっています。特に、宮城県では、総雨量が200ミリを超えている所があり、増水している河川があります。
午前11時現在、宮城県と岩手県には、土砂災害警戒情報の発表されている地域があります。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所に、さらに雨が降るため、土砂災害の危険がより一層高まります。土砂災害に厳重に警戒してください。

避難時の注意点

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避難する場合は、動きやすい長袖、長ズボン、用意があればヘルメットを着用しましょう。履きなれたスニーカー(運動靴)で避難してください。長靴は水が入ってしまうと歩行が困難になるため避けましょう。避難時に必要なものはリュックに入れて両手を空けておき、できれば軍手を着用してください。

暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけ、できるだけ複数人で避難するようにしましょう。浸水が始まっている場合は、傘や杖などの棒状のものを使って、足元を確認しながら慎重に避難してください。

なお、土砂災害は、雨のピークが過ぎて小康状態になっている時や雨がやんだ後にも発生する可能性があります。避難指示や大雨警報が解除されるまでは、避難場所にとどまりましょう。