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来週の半ばにかけて、梅雨末期のような大雨に警戒を。九州では、きょう15日(金)夜からあす16日(土)午前中にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性も。

16日(土)~22日(金) 梅雨末期のような大雨に警戒

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あす16日(土)以降も前線が本州付近に停滞しやすくなり、梅雨末期のような大雨に警戒が必要です。

特に九州では、きょう15日(金)夜からあす16日(土)午前中にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。線状降水帯は、雨雲が次々と発生し、発達しながら、風に乗って、同じような場所に流れ込むことで、大雨をもたらします。外が暗い時間に集中豪雨となり、甚大な災害が発生するおそれがあります。少しでも不安を感じたら、明るいうちに安全な場所に避難してください。

17日(日)と18日(月)海の日は、九州から北海道は曇りや雨。晴れ間の出る所もありますが、急にザッと降る強い雨に注意が必要です。予想以上に雨の降り方が強まることもあります。特に屋外のレジャーや山のレジャーを計画されている方は、こまめに雨雲レーダーなどをチェックすると良いでしょう。

連休明けも雨の降る日が多く、20日(水)頃までは前線の活動が活発になるため、西日本を中心に梅雨末期のような大雨に警戒が必要です。22日(金)頃になると、夏の高気圧の張り出しが強まるでしょう。晴れる所では強烈な日差しが届いて、最高気温35℃の猛暑日地点が続出しそうです。ただ、気温が上がる午後は山沿いを中心に雨雲が湧くでしょう。

23日(土)~28日(木) ようやく夏本番に

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23日(土)は東海や関東などスッキリ晴れる所はありますが、24日(日)は全国的に雲が広がりやすいでしょう。26日(火)以降は広く晴れて、沖縄や九州から関東では晴れの天気が続きそうです。九州から東北南部は、異例の早い梅雨明けとなりましたが、戻り梅雨を経て、ようやく本格的な夏の到来となるでしょう。

夏空の復活とともに警戒したいのが、熱中症です。最高気温は、東京都心では26日(火)に34℃と、猛暑日一歩手前の暑さでしょう。内陸部ほど気温が高くなり、熱中症にかかるリスクも高くなります。梅雨明け直後は安定した夏空が続くことから「梅雨明け十日」と言われますが、2度めの梅雨明けだと認識して、こまめな水分補給や適切な冷房の使用を心がけましょう。