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きょう11日(月)は、各地で気温が上昇。午前10時20分までの最高気温は、九州から関東甲信で30℃以上の所が多くなっています。このあと、さらに気温が上がり、東京都心など猛暑日の所も。熱中症の症状が見られたら、すぐに応急処置をすることが大切です。

朝からムシムシ 体にこたえる暑さが続く

きょう11日(月)は、朝から気温が上昇し、蒸し暑い所が多くなっています。

午前10時20分までの最高気温は、福岡市で31.8℃、鳥取市で32.1℃、埼玉県谷市と金沢市で31.3℃、名古屋市で30.4℃など、九州から関東甲信で30℃以上の所が多くなっています。東京都心は30.1℃で真夏日になっています。

このあと、さらに気温が上がり、東京都心や埼玉県熊谷市、甲府市では35℃と猛暑日となる見込みです。湿度が高く、体にこたえる暑さになりますので、熱中症対策をしっかりとなさってください。

広い範囲で 熱中症「危険」レベル

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熱中症情報をみますと、東京都心や金沢、大阪、広島、福岡など、「危険」レベルの所が多くなっています。湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険度が高まります。衣服を工夫し、時間を決めて、意識してこまめに水分を補給するなど、熱中症対策を万全になさってください。

長崎県や熊本県、大分県、鹿児島県奄美地方、沖縄本島地方には、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるとして、「熱中症警戒アラート」が発表されています。

「熱中症警戒アラート」が発表されている地域では、いつも以上に、積極的な熱中症対策を心がけてください。外出はできるだけ控えて、昼夜を問わず、エアコンなど使用して、涼しい環境で過ごしましょう。

応急処置のポイント

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めまいや立ちくらみ、吐き気、筋肉のけいれんなど、熱中症かなと思う症状が見られたら、まず声をかけて、意識があることを確認します。意識がある場合には、すぐに応急処置を始めてください。応急処置のポイントは主に次の3つです。

①クーラーが効いた室内や車内に移動してください。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通しのよい日かげに移動して、安静にしましょう。

②衣服をゆるめて、体の熱を放出してください。太い血管が流れている両側の首筋、わき、足の付け根などを冷やすと良いでしょう。冷やすときは氷枕や保冷材などがあればそれらを使って、なければ皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。

③水分と塩分を補給してください。できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませると良いでしょう。おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめてください。

意識がない、呼びかけても反応しない、自分の力で水分補給ができない場合には、すぐに救急車を呼びましょう。救急車が到着するまでの間に応急処置を始めてください。

大量に汗をかいたら、塩分も適度に補給

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水分は、のどが渇く前に、こまめに補給しましょう。飲料は、5℃から15℃くらいで吸収が良く、冷却効果が大きくなるといわれています。たくさん汗をかいたら、塩分も適度に補給することが大切です。

スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)が良いでしょう。また、塩分を含む飴・タブレットや梅干しなども、塩分補給におすすめです。