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今日(10日)午後1時までに、札幌では最高気温が30.0度まで上がり、真夏日となりました。これで札幌では今年の7月上旬に5回真夏日が観測されたことになり、1892年以来、130年ぶりに7月上旬に5回の真夏日観測となりました。

1892年以来の珍事

今日の北海道付近は、暖かく湿った空気が流れ込んでおり、日本海側や太平洋側西部などでは気温が上がって蒸し暑くなっています。

札幌でも午後1時までに気温が30.0度まで上がり、最高気温が30度以上の真夏日となりました。札幌では今年7月に入ってから最高気温の高い日が多く、3日に32.0度、4日に31.5度、6日に30.8度、7日に30.4度まで上がるなど、これまでに4回の真夏日を観測していますが、今日で5回目の真夏日観測となりました。札幌の7月の平年の30度以上の日数は2.9日で、既にこの日数を上回っています。

そして7月上旬にこれだけ真夏日が多くなることは非常に珍しく、1892年に最高気温30度以上が5回あって以来のことで、実に130年ぶりの高温傾向となりました。

なお、数値は速報値のため、後日修正される可能性があります。

今年は例年と比べて蒸し暑い

札幌では最高気温が30度まで上がった一方、最小湿度は57%と蒸し暑くなっています。直近で7月上旬に暑かった2017年では、30度以上となった日が4回あったうち、最小湿度は全て50%以下で、そのうち2回は40%を切っていました。それが、今年はいずれの日も50%前後で、今日は60%近くに。7月上旬にもかかわらず一番暑い時期のような蒸し暑さとなっています。

湿度が高いため夜も気温が下がりにくく、明日(11日)の最低気温も20度以下とならない見込みです。夜はやや寝苦しく感じられそうです。エアコン使用や空気の入れ替えで室内にこもった熱気を減らしたりすると眠りやすくなるかもしれません。