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近畿や東海から北陸には南北に延びる発達した雷雲や雨雲がかかっています。猛烈な雨が降った福井県には16時40分現在、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。あす10日の明け方にかけて大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

雨雲や雷雲が発達 落雷も多数発生

きょう9日は西日本や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。16時15分現在、近畿や東海から北陸付近に南北に延びる活発な雨雲や雷雲がかかり、落雷も多数発生しています。

福井県越前市内では9日15時20分までの1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

16時40分現在、福井県には土砂災害警戒情報がだされている地域があります。降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域等では命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。避難が必要となる危険な状況となっています【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】。崖の近くや谷の出口など土砂災害警戒区域等にお住まいの方は、市町から発令される避難指示などの情報に留意し、少しでも安全な場所への速やかな避難を心がけてください。

あす10日の明け方にかけて大気の非常に不安定な状態が続く

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このあとも大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。あす10日の明け方にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうです。上空の風が弱いため、雨雲や雷雲の動きが遅く、局地的に猛烈な雨となる恐れもあります。

土砂災害、低い土地の浸水に警戒し、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷にも注意が必要です。

ゲリラ豪雨 危険な場所は

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ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。