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9日(土)と10日(日)も大気の状態が不安定で、西日本や東日本を中心に所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。落雷や突風、ひょう、急な激しい雨に注意を。11日(月)以降もすっきりしない天気が続くでしょう。

元台風4号の影響続く

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きょう8日は、日本の東には台風4号から変わった低気圧があって、西よりに進んでいます。本州付近にはこの低気圧周辺の湿った空気や太平洋高気圧のふちを回る湿った空気が流れ込んでいます。また上空には寒気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。

九州から東海を中心に雨雲がかかり、雨脚の強まっている所があります。1時間雨量は静岡県浜松市で54.5ミリ(5時10分まで)の非常に激しい雨、京都府福知山市三和で41.5ミリ(15時まで)の激しい雨が降りました。

土日もあちらこちらで雨や雷雨

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9日(土)も大気の不安定な状態が続くでしょう。九州は明け方まで雨や雷雨で、局地的に非常に激しい雨が降りそうです。日中は晴れ間がでるでしょう。中国、四国は断続的に雨が降り、雷を伴って激しい雨の降る所もありそうです。上空の風が比較的弱いため、雨雲が同じ場所にかかり続け、局地的に猛烈な雨となる恐れもあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。近畿や東海、関東、北陸も雲が広がりやすく、所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。落雷や突風、ひょう、急な激しい雨に注意が必要です。東北は太平洋側を中心に雨が降るでしょう。北海道も昼頃から雲が多く、東部を中心に雨が降りそうです。沖縄は昼前後に雨が降るでしょう。

10日(日)も九州から関東は晴れ間がでますが、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達する予想です。天気の急な変化にご注意ください。東北や北海道も雨が降りやすいでしょう。

来週もすっきりせず

11日(月)以降も夏空は広がらず、すっきりしない天気が続くでしょう。特に、12日(火)から13日(水)頃は上空の寒気の影響で、広い範囲で大気の状態が不安定になりそうです。本州付近は所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。急に強まる雨に注意が必要です。

この先、1週間も太平洋高気圧の日本付近への張り出しは強まらず、湿った空気の流れ込みやすい状況が続きそうです。梅雨明けした沖縄や九州から東北南部も安定した夏空とならず、短時間強雨に注意が必要な状況が続くでしょう。