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きょう8日は、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり、今夜から大雨となる恐れがあります。特に中国、四国には南北に延びる活発な雨雲がかかり、雨の量が予想以上に多くなる可能性があります。今後の情報に十分ご注意ください。

南北に延びる雨雲 動かず発達

きょう8日は、低気圧や湿った空気の影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になる見込みです。

既に中国、四国には南北に延びる縦長の雨雲が発生していて、一部で発雷を観測するなど、雨の強まっている所があります。

この後、今夜にかけても湿った空気が同じような場所に流れ込み続けるため、雨雲がほとんど動かず、今以上に雨雲が発達する恐れがあります。

予想以上の大雨の恐れも

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あす9日の正午にかけて、最も予想降水量が多いのは九州北部で120ミリです。中国・四国は100ミリとなっていますが、予想以上に雨雲が発達して停滞した場合は、更に降水量が増える恐れがあります。

九州や中国、四国は土砂災害や川の氾濫などの危険性が高まる見込みです。大雨のピークが深夜になる予想で、周囲の状況が把握しづらくなります。雨が強まらないうちに早めに備えてください。

雨が強まる前にハザードマップの確認を

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いざ、避難する場合に備えて、あらかじめ避難場所や避難経路を確認しておくことは、とても大切です。その際、ポイントが3つあります。

①市町村が作成しているハザードマップや、地域防災計画を見て「自分の住む地域は、どのような災害のリスクがあるのか」「災害が発生した時の避難場所はどこか」「安全な避難経路はどこか」確認しておきましょう。その際、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所も確認しておくと、避難経路を決める時に役立ちます。また、自宅だけでなく、学校や職場など、よく立ち入る場所はどのような危険があるかも、家族で一緒に確認しておきましょう。

②浸水(冠水)した場合は、避難経路が限られてしまいます。事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。

③夜間は、昼間よりも、周囲の状況を把握しにくくなります。夜間の避難に備えて、建物など目印を決めて、避難経路を覚えておきましょう。

もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。