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きょう5日(火)、晴れている山陰や関東では気温が上昇。最高気温は35℃近くまで上がっている所も。湿度が高く、体にこたえる暑さとなるため、熱中症に警戒してください。

大分県に「熱中症警戒アラート」発表中

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きょう5日(火)は、九州から近畿、東海にかけては、台風から変わった低気圧周辺の湿った空気が流れ込み、広く雨が降っていて、所々で道路が川のようになるほど激しい雨が降っています。

一方、山陰や関東から東北では晴れている所が多く、日差しとともに気温が上がっています。午前11時までの最高気温は、島根県出雲市で34.2℃、鳥取県鳥取市で33.2℃などなっています。東京都心も32.1℃と、蒸し暑くなっています。

各地の熱中症情報をみますと、「厳重警戒」レベルの所が多く、新潟や福岡、那覇は「危険」レベルとなっています。大分県には、「熱中症警戒アラート」が発表されています。

湿度が高いと、体の中に熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険度が高まります。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよいでしょう。

熱中症 応急処置のポイント

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めまいや立ちくらみ、筋肉のけいれんなど、熱中症かなと思う症状がみられたら、まず声をかけ、意識があることを確認しましょう。意識がない場合には、すぐに救急車を呼び、救急車が到着するまでの間に応急処置を始めてください。応急処置のポイントは主に次の3つです。

① クーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通しのよい日かげに移動し安静にしましょう。

② 衣服をゆるめて、体の熱を放出してください。太い血管が流れている両側の首筋、わき、足の付け根などを冷やすと良いでしょう。冷やすときは氷枕や保冷材などがあればそれらを使って、なければ皮膚に水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。

③ 水分と塩分を補給してください。できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどがよいでしょう。おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、無理に水分を飲ませることはやめてください。