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東北北部は雨雲の通り道で、72時間に降った雨の量は、秋田・青森県では6月の観測史上最も多い雨量を観測。7月1日明け方にかけて再び雨が強まります。これまでの大雨で地盤が緩んだ所に夜間の大雨が重なります。土砂災害に警戒してください。

数日で6月の平年を上回る大雨

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秋田・青森県境の白神山地周辺が活発な雨雲の通り道となり、6月としては記録的な大雨になっています。
30日午後4時現在、降り始めからの雨量は、秋田県大館市陣場で6月一ヶ月に降る雨量の約1.4倍にあたる200mm(26日午前11時~)に達したほか、青森県弘前市岳でも158.5mm(28日午前0時~)と6月一ヶ月分の約1.7倍に達する大雨になっています。

このあとも日本海から活発な雨雲が近づいているため、1日明け方にかけて1時間に20mmの強い雨が降る所があるでしょう。
1日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで、秋田県で60mm、青森県津軽で50mm、下北で30mm、三八上北で40mmです。
これまでの長雨で地盤が緩んでいるほか、暗い時間帯に雨が強まるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。
危険な崖には近づかず、崖の近くにお住いの方は崖から離れた部屋で過ごすようにしてください。自治体からの情報にも注意し、まだ明るいうちに親戚や友人の家に移動することも検討してください。
1日日中は雨の降り方は弱まりますが、土の中の水分が抜けるまでに時間がかかります。夕方にかけて危険な斜面には近づかないようにしましょう。