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きょう29日(水)も各地で6月としては記録的な暑さになっていて、神奈川県小田原市など観測史上最も気温が上がった所もあります。

猛暑日地点数 今年最多 小田原など観測史上1位も

きょう29日(水)は、九州から東北南部まで強い日差しが照り付けました。最高気温が30℃以上の真夏日の地点数は、今年初めて600地点を超えました。また、35℃以上の猛暑日になった地点も今年初めて150地点を超えました(午後4時まで)。

全国で気温が一番上がったのが群馬県伊勢崎市の「40.0℃」。伊勢崎市では、今月25日、「国内で統計開始以来初めて6月に40℃を超えた」ばかりで、6月に40℃に達したのはこれで2回目になります。

さらに、神奈川県小田原市は38.0℃、長野県佐久市は37.1℃でともに観測史上最も高くなりました。

このほか、福島県二本松市で35.9℃、名古屋市で37.5℃、岐阜県多治見市で38.2℃、富山市で37.2℃、福井市で36.6℃、兵庫県豊岡市で38.4℃、鳥取市で35.9℃など6月の1位の記録を更新した所が多くなりました。

夜も気温が下がりにくいので、夜間の熱中症にも十分ご注意ください。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。