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きょう25日(土)は、九州や四国を中心に雨が降り、本県内では1時間に50ミリ以上の滝のような雨の降っている所があります。九州から東海にかけて、広い範囲に竜巻注意情報が発表されています。雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど、安全確保に努めてください。

熊本で滝のような雨

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きょう25日(土)は、前線が日本海の沿岸に停滞し、南から湿った暖かな空気が流れ込んでいます。

九州や四国を中心に雨が降り、局地的にかなり発達した雨雲が見られます。
1時間降水量は、熊本県の熊本空港で55.5ミリ、天草市牛深で53.5ミリなどと、滝のような雨を観測しました。

また、近畿や東海でも所々で雨雲が発達していて、九州から東海にかけて、広い範囲に竜巻注意情報が発表されています。
雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

関東内陸部や北陸など、晴れている所も夕方から雷雨の可能性があります。天気の急変にご注意ください。

竜巻の発生しやすい気象状況

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竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。
また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。
ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。
竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

①昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。
ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

竜巻から身を守る行動とは(屋外)

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屋外にいる時に、竜巻が接近してきたら、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。
体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう可能性があるので、とても危険です。
また、避難する建物へ向かう際は、強い風によって、屋根瓦などが飛んでくるおそれもありますので、十分注意してください。
電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊する可能性がありますので、近づかないようにしてください。

もし、どうしても避難できない場合は、無理をしないで、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。