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23日木曜の関東は、湿度が高く、不快な暑さになっています。体調管理はもちろん、食品の管理にも注意が必要です。週末から暑さがレベルアップしますので、まだ6月とはいえ、万全な熱中症対策を心がけてください。

関東 湿度が高く 不快な暑さに

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23日木曜の関東は、梅雨らしく、朝からどんよりとした空模様になっています。雲が広がっているため、日差しの暑さはなく、正午までの最高気温は、東京都心では26.2℃、横浜市では26.0℃、千葉市では25.2℃、さいたま市では25.5℃、水戸市では25.6℃、宇都宮市では23.7℃、前橋市では24.4℃でした。

ただ、23日木曜のポイントは「湿度が高いこと」です。

東京都心の正午の気温と湿度を比べると、22日水曜の気温は26.9℃、湿度は71%でしたが、23日木曜の気温は25.4℃、湿度は78%でした。気温が23日木曜ほど上がらなくても、湿度が高いので、蒸し暑くなっています。

午後も、不快な蒸し暑さが続くでしょう。気温が高いだけでなく、湿度が高いことも、熱中症を引き起こす条件の一つです。体調を崩さないよう、無理をしないで、なるべく涼しくしてお過ごしください。食品の管理にも、注意が必要です。

週末 暑さがレベルアップ

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そして、関東では、この週末以降、暑さがレベルアップするでしょう。

最高気温は、30℃を超える日が多く、35℃くらいまで上がる所もありそうです。前橋市は26日日曜から、連日、35℃以上の予想で、29日水曜は、体温並みの37℃まで上がるでしょう。

熱中症は「危険」なレベルになりますので、6月とはいえ、万全な対策が必要です。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。