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19日15時8分頃に石川県能登地方を震源とする地震が発生し、石川県珠洲市で震度6弱を観測しました。20日10時31分頃にも石川県珠洲市で震度5強を観測する地震が発生しています。ここ1週間(2022年6月13日12時30分〜2022年6月20日12時30分)、震度1以上の地震の観測回数は49回で、そのうち震度3以上の地震は8回となっています。

1週間の地震の回数

一番上の図は、日本全体で、7日間に震度1以上を観測した地震の震央を、地図上に示したものです。ここ1週間(2022年6月13日12時30分〜2022年6月20日12時30分)では、震度1以上の地震が49回観測されました。

地震が頻発

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ここ1週間で、「震度3以上」の地震は8回観測しました。特に、19日15時8分頃には石川県能登地方を震源とする地震が発生し、石川県珠洲市で震度6弱を観測しました。また、20日10時31分頃にも石川県能登地方を震源とする地震が発生し、石川県珠洲市で震度5強を観測しています。

過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、引き続き、揺れの強かった地域では、1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。この地域では、1年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意をするよう気象庁は呼びかけています。

また、石川県だけでなく、20日9時18分頃には宗谷地方北部を震源とする地震で北海道天塩町、豊富町、幌延町で震度4を観測。17日0時51分頃には徳島県東部を震源とする地震で徳島県阿南市で震度4を観測するなど、地震が頻発しています。

万が一に備えて 日頃から備えを

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いつ発生するかわからない地震に備えて、日頃から身の周りの安全を確保するようにしておきましょう。

①家具の転倒を防ぐ対策をしましょう。特に、寝室の安全はしっかり確保してください。普段寝ている場所に寝転がり、家具が倒れてきたり、ものが落ちてきたりしないか確かめておきましょう。

②ハザードマップを確認して、土砂災害や液状化現象の危険性の高い場所を確認しておきましょう。国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。地盤によって揺れる大きさが変わります。「地震のゆれやすさ全国マップ」を確認して、心づもりをしておきましょう。

③万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認しましょう。避難時に必要なものは、日頃からリスト化しておくと便利です。地震による停電や通信回線が集中してもいち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。